叶わぬ 願いは
かなわ ぬ ねがい は
Kanawa nu Negai ha
ひとつぶの種
ひとつぶの たね
hitotsubuno Tane
深い夜へ 埋める
ふかい よる へ うめ る
Fukai Yoru he Ume ru
月のしずくで
がつ のしずくで
Gatsu noshizukude
育てたならば
そだて たならば
Sodate tanaraba
どんなふうに芽がのびて
どんなふうに め がのびて
donnafuuni Me ganobite
そして葩(はな)は何いろで
そして は ( はな ) は なにい ろで
soshite Ha ( hana ) ha Nanii rode
ひっそり 夢のどこかで
ひっそり ゆめ のどこかで
hissori Yume nodokokade
咲くのでしょうか
さく のでしょうか
Saku nodeshouka
もしも 願いが
もしも ねがい が
moshimo Negai ga
もうここにいないひとに
もうここにいないひとに
moukokoniinaihitoni
送るものなら
おくる ものなら
Okuru mononara
よごとに ますのは
よごとに ますのは
yogotoni masunoha
闇の静けさ
やみ の しずけさ
Yami no Shizukesa
もういちど あの微笑みと
もういちど あの ほほえみ と
mouichido ano Hohoemi to
やさしい声に 逢えるなら
やさしい こえ に あえ るなら
yasashii Koe ni Ae runara
すべてを 捨てることさえ
すべてを すて ることさえ
subetewo Sute rukotosae
いとわないのに
いとわないのに
itowanainoni
なみだは 夜露に抱かれ
なみだは よつゆ に だか れ
namidaha Yotsuyu ni Daka re
草に落ちる
くさ に おちる
Kusa ni Ochiru
その葉陰 思い出たちが
その はかげ おもいで たちが
sono Hakage Omoide tachiga
はらはら踊るよ
はらはら おどる よ
harahara Odoru yo
見果てぬ 哀しみ
けん はて ぬ かなし み
Ken Hate nu Kanashi mi
空へ放てば
そら へ ほうって ば
Sora he Houtte ba
こうもりたちの羽に乗り
こうもりたちの はね に のり
koumoritachino Hane ni Nori
夜明けのひかりを浴びて
よあけ のひかりを あび て
Yoake nohikariwo Abi te
今宵の 夢の終わりで
こよい の ゆめ の おわり で
Koyoi no Yume no Owari de
消えるでしょうか
きえ るでしょうか
Kie rudeshouka
いつでも想いは
いつでも おもい は
itsudemo Omoi ha
変わることなく
かわ ることなく
Kawa rukotonaku
胸の奥に たたずむ
むね の おく に たたずむ
Mune no Oku ni tatazumu